HOMEWhat's
New
今日のお弁当台  所勝手口
|今日|今月|みんなのお弁当|あれこれ|レシピ|料理論|料理人|本棚|ゲストブック|リンク集|マスコミ

[Part1|Part2|Part3]

スキー'97 Part3

作成: 1997/01/12

瑞穂(広島)(97/1/6〜97/1/7)

瑞穂は昨シーズン初めていった。郷里の仙台を離れて北九州にきて20数年間、もっぱら大山がホームゲレンデであったが、中国高速道の整備あるいは芸北ブロックのゲレンデの整備などが進み、周囲の人達がいいところだ、というのを聞いていたから一度いってみたかった。先シーズンは長野のスキー帰りに一日途中下車して滑ったが、最悪環境であった。

  午前: 雨
  昼 : 強風のみぞれ
  午後: 強風、雪ならびにガスで視界極端に悪し
  帰る寸前30分: 風も雪もやみ視界が開ける

帰る寸前の景色の雄大さにひかれ、再度こようと考え、今回の途中下車は2日間予定した。いさんで初日JR中国バスに乗り込む。月曜日だからバスはガラガラとおもいきや、学生それも女子学生が多い。車内は広島弁で埋まっていた。

予定通りの時間9:00過ぎにと瑞穂ハイランドの駐車場に到着。既に車内でブーツも穿いて即滑れる体制にしており、速効で飛び出しリフト売場に。何故かリフト売場に列がなく、別なところに列があった。リフト売場で「強風の為ゴンドラ運転中止。リフトが動いているバレイ側へのシャトルバスが出ているのでそれで移動してくれ」とのアナウンス。バレイ側には大型バスは入れないようでマイクロバス3本がピストン輸送しているらしい。列に加わって待つこと30分。全然バスがこない。こりゃー、ダメだと考え中で朝食をかねて食事をとりつつのんびり待つ。10:30頃になると列も動いているようなので列に加わる。乗車できたのが11:30。バレイ側についたのは12:00過ぎであった。帰りのバスが16:50発。来るときの混雑を考えると余裕をみて15:00頃には打ち切らないといけない。一日券が5,400円。午後券が3,800円。長野エリアのスキー場に比べて割高だ。

強風を伴った雪とガス。昨年と似たような環境。視界が悪いというのは恐い。おとなしく平均斜度15度、最大21度のタタミコースを暫く滑る。少し視界が良くなったのを気に平均斜度14度、最大30度のビックモーニグコースに移る。1500m長の第3クワッドで一気に瑞穂山頂付近までいく。瑞穂ではこのリフトが一番人気なのではないか? ビックモーニング上部は雪がはりついていない斜面が多いようだが、昨日から雪でしっかり新雪状態。斜度が30度なのでコブもしっかりできている。視界があいかわらず悪いのでこういったバーンは特に恐い。ちょっとした先のコブが見えないからだ。

時折反対の山稜のスカイラインコースにいってみる。こちらはゴンドラであがってくるゲレンデだ。瑞穂は山一つをまたぐような設計になっていて、瑞穂のバレイとハイランドは長野の五竜とおみと白馬47との関係に似ている。当然規模は長野に比べて二回り程コンパクトになっている。またハイランド側は下のゲレンデに雪がはりついていない時が多いようだ。

昨年滑ってみようと思っていたコンドラ沿いのラビットコース(平均15度、最大32度)、昨年は雪がなくて滑れず。今回その入り口付近にいってみたところ、ちょうどパトロールがゲートを開けているところであった。がまだパトロールが一人試しに滑ってみたばかりとのこと。このコースを滑り降りるとバスがまっているハイランド側の駐車場にいけるので、帰りにこのコースを滑れると時間制約が大分緩和される。

が、その時は視界が悪いこともあって断念。また一度降りたらもう上がってこれないので帰るまぎわにまた様子を見ることとして、バレイ側で滑ることにした。頂上付近は渦巻く風のジェット音が響いている。神々の住む瑞穂といわれるだけの迫力がある。雲の流れは極端に早く太陽がでたかと思うと分厚い雲の中に埋没して視界が数mになったり。私がおとづれる時だけ悪天候なのだろうか?

雪、風ならびにガスの三重苦にもかかわらず3時間で十数本根性で滑る。視界が晴れた時のタタミコースあるいはビックモーニングコースはロングコースだけに面白い。一気に滑り降りると9日目の弱った足腰はさらにガタガタくる。

雪、風とガスがひどくなったので15:00頃にあがる決意。シャトルバスに乗り込んでハイランド駐車場についたのは意外と早く15:30頃。写真はハイランド駐車場からゴンドラ沿いを見上げたところ。写っているコースはラビットコートという先ほど視界不良の為断念したエキスパートコースだ。こちら側がこんなに晴れているのだったら滑るんだったと後悔するも、いよいよ最後のバーンでケガでもしたら年明け早々に有給をとってのスキーだけにサラリーマンプロとしては失格。これでいいのだと自分に納得させるのであった。実際長期間のスキー旅行で体がちょっと疲労気味であったのでちょうどいいのかもしれない。

帰る頃には雪がガンガン降ってくる。広島の宿で天気予報を聞くと明日も強風、大雪注意報。こりゃまた今日と同じ状況だ、と判断して翌日10日目のスキーは中止。午前中のうちにのんびり北九州に帰ると事とした。

あっと言う間の9日間であった。



[Part1|Part2|Part3]
Contents copyright 1997 Mitsuo Sugawara