[マスコミ紹介目次|テレビ朝日収録スタッフ紹介]

テレビ収録日記


1996/07/05(Fri)
福岡に出張中に会社から携帯電話あり。TV朝日のスタッフが緊急で連絡とりたいとのこと。ちょうどある外注のシステムハウスで打ち合わせ中だった。取りあえず電話を折り返し入れる。用件は私のホームページを取材したいという。仕事中の為、用件のみ聞いて、翌日電話をいれてもらうよう連絡先を教えてその時は済ませた。どうしてインターネットのホームページ取材に電子mailを使わずに電話なのか疑問。新聞の取材の時はほとんどmailだったのに比較して対照的。

1996/07/06(Sat)
約束した13:00に電話あり。TV朝日のお昼のニュースの中で取り上げたいという。あまたあるインターネットのホームページの中のひとつを紹介というパターンを像していたら違うという。主婦向けにお弁当作成でインターネットを利用してこんなことをしている、といった内容で5分位紹介したく、ついては我が家に撮影隊を送り込みたいという。正直いって迷った。たださえ、5時男で定時退社している身分でいくらプライバシーといっても仕事をキチンとしているのか? という外野の声が聞こえて来そうだ。でもまあ、全国版のTVにのせてもらい、仙台の両親とか親戚にがんばっている姿を見てもらうのにはちょうどいいか、という思いもある。返事は月曜まで。もし、OKならば来週の木曜日に撮影、朝実際に作成しているところと、夜ホームページを編集しているところ、さらに子供達のコメントをいれて、次の週の前半に放送する予定らしい。

1996/07/07(Sun)
夕方に所長と総務グループ長に取材の件の電話を入れる。会社の名前が出なければ個人の自由だからOKとのこと。OKをとりつけてから、取材拒否の考えが大きくなってきた。つまりお昼のニュースということは主婦向けのバラエティ番組なのかもしれないので、そうであれば面白おかしく取り扱われたくないので、ことわろう、という方向に傾く。

1996/07/08(Mon)
約束の電話が1:30頃くる。それまでテレビ朝日の昼からのワイドショーをみていた。そんなにニュアンスは悪くはないけど、関係ない人間から「ああだ、こうだ」と批判されたり、コメントつけられたくないので「この手の番組には登場したくないぞー、ことわろう」という気持ちになっていた。しかし電話でよく聞くと、その前の11:30からの普通のニュース枠の中での放映で、「おちゃらけなどにはしませんから」という仙台出身のスタッフの言葉にOKしてしまった。その後いったん会社に出て、15:00から掃除(笑)。

15:00開始17:30終了だから2:30。まあ優秀だろう。トイレ掃除とガスフード、ステンレスをピカピカに、壁を禁断のキッチンハイターで...、洗面所にしつらえている食料ストッカー用多目的ボックスの整理...。大晦日の大掃除分をしてしまった。うーむ。気持ちがいい。あとは適当に散らかってないとうそくさくなるので、そのままにしよう。どうせカメラでは床のゴミまでは写さない。それに光量があると、なんでもキレイに写るからいいのだ、と割り切ることとする。

撮影予定日は木曜7/11。前の夜に打ち合わせあり。できるだけ実生活に近い状態で撮りたいというスタッフの要望で朝はリアルタイム、夜の編集もその時間どうりに撮影するという。買い物している風景を撮らせて欲しいという要望は断った。黒崎そごうの食料売場をライト&カメラ付きでうろついた日にはその後どの面さげていけばいいんだ。子供達が学校で食べている場面も収録したい、との申し出あり。子供達に聞いてみます、と返事。聡思は「絶対にヤダ」。周囲に迷惑かけるのが嫌らしい。淳思も絶対ヤダ。当日7/11は夕方からイントラネットの勉強会を予定していて、講師役が私。その勉強会もこなしてからでいいからいつものパターンでの収録をしたいとスタッフはいう。まあやらせよりはいいか、とは思うけど、その日仕事が手につくかなー。心配。さて、当日のメニューは何しようか..。

1996/07/10(Wed)
約束の夜21:00にディレクターの小沼さん見える。明日の打ち合わせ。「お構いなく」という言葉を間にうけて、コーヒーも何も出さないままの打ち合わせであった。再度会社での風景撮影の申し出があるが、今更会社の許可を得ることは難しいので断る。代わりに出勤風景と帰宅風景の撮影は近所の手前恥ずかしいが、OKする。インタービュー内容についてのヒアリングが結構時間を占めた。

1996/07/11(Thu)
打ち合わせではカメラクルーとともに朝5:45に我が家に来る予定。目覚ましかけてなんとか5:30には起きれた。いつもより約1時間早い起床だ。子供達はさすがにまだ寝ている。いつもだとだいたい6:30〜6:45から食事作り開始だが、遅刻はしたくないので、いつもより早い6:15当たりから作成にかかる。カメラ、ディレクターからの注文はつかず、まったくの実作業そのままを収録。途中子供達がゴミ出しの為外にいき、カメラが追っかけている間は作業中断。朝食、お弁当作りに要した時間は約1時間。いつもの30〜40分よりもやはり長めになっている。料理にかかってからはやはり真剣勝負(笑)なのでカメラはあまり気にならなくなり、いつもどうりの動きをしていたと思う。どのみち付け焼き刃では動けないし。

帰りは社内でのイントラネット勉強会をきっちり18:50までやる。撮影があるから、早く帰 る、なんていうのは口が裂けてもいえないから。帰る時に携帯で電話するとの約束で電話し、電車から下りて、帰宅風景も撮られる。19:30位でもまだ薄暗い位だから、ちょっと恥ずかしい。でも人通りが少ないところだからまあ目立たずに済んだ。帰った時にはまだ聡思は部活から戻ってない。簡単な夕食は最初「ジュウジュウ」にしようと考えていたが、キャベツの千切りと鉄板を加熱したりで簡単には見えないだろうし(本当は超簡単)、キャベツが高いので中止。代わりに、みょうがとじゃこのチャーハンとアスパラスープに切り替えた。ちょうど作っている時に聡思がタイミングよく帰ってきた。「ただいま」とか「おかえりー」の声が普通に出せたので、TV側としてはグッドタイミングだろう。その後子供達に一言インタビュー。おきまりの「お父さんの作った食事やお弁当は美味しい?」というものだ。聡思がカラになった弁当を洗っている絵も撮った。その間に淳思が帰宅。淳思用に料理している間にスタッフ達は私の料理関係の本棚なめるように撮影。その後テーブルの上に調味料やらスパイスやら店びらきし、さらには洗面所においてある梅干しの瓶の中まで撮影していった。その後ホームページ作成風景とインタビュー。インタビューは狭い私のコーナーで実施した。カメラが目の前約20〜30cm程度の距離にある。レンズが広角なのでそんなにクローズアップではない、との説明を聞いても答えにくかった。質問者へ目線を固定できず、案の定、後日テレビの録画を見てみると目線がフラフラ。カッコ悪い。 22:30頃全収録が完了。その後逆取材の為の簡単なインタビューと撮影。インタビュー内容は正確を期す為、ホームページにupする前に本人に確認してもらうことを約束する。

放映は月曜11:30から。が、北九州ではネットされない、仙台でも名古屋でもネットされないそうだ。....ということで私は残念ながら当日見ることができない。

1996/07/15(Mon)
いよいよ放映日。当社は夏期は日、月が休み。電力料金対策の為だ。あらかじめ連絡してあったniftyserveの某HPメンバーがテレビを見ながらRT(リアルタイムチャット)をしよう、ということだったので、11:20位から某フォーラムのRTに入る。集まったメンバーは私を入れて4名。11:35当たりから放送が始まったようだ。放映の様子がパソコン画面に文字となって出てくるが、テレビをみていないのは私だけ。これってなんだかなー、ちと疎外感があるぞ。

1996/07/19(Fri)
夕方速達便でVTRが届く。中には「A first book of JAPANESE COOKING」という本が同封されていた。英語に堪能なディレクターに「日本の料理を紹介した英語のいい本知らない?」と聞いたことに対する解答であった。その本を探す為にビデオの発送が遅れたんだ。感謝感謝です。> 小沼さん
これを頼りに少なくとも料理関係のコンテンツを夏休みの間に英語化して、英語圏でデビューを計ろう。

さてビテオを見た直後の感想。
「美容院にいって頭短くしよう」というものです(^^;)。みっともないなー。あの頭。前回いったのが五月中旬だからもう2ヶ月もたっている。インタビュー中たれている前髪のみっともないこと。撮影前に小沼さんに「上にあげたら」とアドバイスがあったのだが、どうしてもたれてしまった。それから夕食を食べる時のあのグシャグシャの頭のはずかしいこと。

淳思曰く「ビデオのお父さんは、普段のお父さんそのままだよ」とのこと。ビデオの中の私は、本人がイメージしている本人像よりも悪いぞ(笑)。カメラマンの腕は確かだったからカメラのせいにはできない。

1996/07/20(Sat)
本日15:00にマウンテンバイクで美容院に行き、思いっきり短くしてもらう。イメージ的には吉田拓郎風かな。ついでに新しいサングラスも買ってちょっとした変身。放映による反響を別とした今回の収録騒ぎの最大の収穫だろう。

[マスコミ紹介目次|テレビ朝日収録スタッフ紹介] Contents copyright 1996 Mitsuo Sugawara