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あれこれ


2003/11/14(Sat) 豆乳鍋と柚子醤油

トピック:

  • 賀茂とうふ 近喜の豆乳を使った豆乳鍋
  • 日田醤油の天然ゆず醤油

     我が家の長男は、今年(2003)京都の大学を卒業し、大阪のベンチャー企業に就職した。大阪に勤めたはいいが、学生時代の住んでいた京都がいいと、まだ京都に住んでいる。この長男には料理ができるように躾た。我が家にいる時は家事手伝い。大学生時代では自炊、お金がない時は高校時代の登山部の知識を活かして、そのあたりに生えている食べられる草を食べた(ホントかどうかわからないが)という。バイトは居酒屋とかで裏方のキッチン方を勤めた、とかまあ料理に関しては、自分でやる分に関しては不自由ないスキルと舌をもっている。

     そんな彼が今年「豆腐ならこれ!」といって送ってくれたのが、京都の老舗賀茂とうふ 近喜の詰め合わせセットだった。豆腐、揚げ等が組み合わせてあった。とてもおいしかったので、以来我が家では時々直接取り寄せている。

     

     この賀茂とうふ 近喜のセットになったものを使って、流行の豆乳鍋をした。セットは、ダシをとるための利尻昆布や、豆腐をつくるためのニガリなどがはいっているいたれりつくせりのものだ。醤油も入っていたが、今回の豆乳鍋には使わなかった。最近は料理風景の写真をとってHome Pageにアップする気力がないので、残念ながら豆乳鍋レシピとして写真をお見せすることができない。せいぜい、できるのは昨晩家内の手によってゴミ箱に直行した豆乳の入った容器をお見せすること位だ。

     代わりに、別に用意していた天然ゆず醤油を用いた。これは、家内が先日仕事がらみで大分県日田市豆田町に行ったときに買い求めたものだ。日田に同行した家内の職場のシェフ(世界料理オリンピック大会で銅メダルを受賞した凄い人なのだが)と家内が味見して、同時に

    「うまい」
    「あっ、美味しいですね、これ。湯豆腐で使おう」
    「おっ、オレもそれ考えてた。」
    ということで即決で買ったらしい。

     昨晩食べた豆乳鍋がおいしかったのは、豆乳のみならず、この天然ゆず醤油の素晴らしさが加味され「旨みの二重奏」が奏でられたからであると確信した次第である。

     このメーカーのことを少し調べてみた。大分県日田市豆田町は古式ゆたかな天領日田おひなまつりが有名で、通年通してひなまつりを見ることができる場所も数箇所ある。そんななかのひとつに日田醤油・天領ひな陣屋がある。この日田醤油、Home Pageはないようだが、 ここの商品を扱っている楽天の紹介ページでは、「創業百六十年の老舗 ... 宮内庁御用達、天皇家献上...」とある。うーん。料理や食材の世界は、知っているのと知らない差が激しい。今まで九州に約30年弱、料理に触れて10数年ならんとするのに知らなかった。惜しいことをしている。でも、ずっと知らないよりはましで、これで確かな味をまたひとつ手に入れたことを素直に喜ぼう。


    (撮影: 裕子 /日田市豆田町のお雛祭り)

    (記: 2003/12/07(Sun))


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