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水餃子(餡(あん)編)

餃子を作るならば、やっぱり皮から作ろう。手間かけただけの味を楽しめる。小さな子供達にとっては粘土細工の世界だ。
餡は自由な割合で作ろう。白菜が好きな人はたっぷり入れればいい。万人向けのレシピなんてない、っていう位の気持ちが欲しい。
gyoza_m.jpg
撮影:1997/11/03、作成:1998/03/01

参考文献:
  1. dancyu, Vol.8 p.46-54 プレジデント社 (1993)
  2. 吉野精一、パン「こつ」の科学 P.15 柴田書店 (1993)

[ 皮編 | 餡偏 ]

材 料 (5〜6人分)
材料分量備考
豚肉(もも肉)450〜500g 
白菜大きな葉8〜10枚軽くゆで、水気をきった後、みじん切りしさらに手で絞り余分な水を絞る。絞りすぎ不可。
ニラ100g程度みじんぎり
長ネギ大匙3〜4杯みじんぎり
ショウガ大匙1〜2杯みじんぎり
適量(小匙0.5〜1杯) 
醤油大匙2〜3杯 
ゴマ油大匙2〜3杯 


時間画 像コメント

20

30
餡(あん)の下準備
 

皮生地をこね上げて、冷蔵庫に寝かせた。さあ、その間に中身の準備といこう。まずはたっぷりのお湯を沸かして、白菜がクタッとなったら直ぐに引き上げる。茹でた白菜はザルにとって水気をとり、みじんぎりにしてから、手でギュと水分を絞る。絞りすぎるとうま味も逃げるのでホドホドに。

挽き肉に、塩、醤油を入れてよく混ぜる。写真ではビニール袋を、手にかぶせてから混ぜているが、結局は手で混ぜることになる。最初から思い切って素手で混ぜた方が良いようだ。

粘り気がでたら、ネギ、ショウガ、ニラ、それにみじん切りして堅く絞った白菜を入れて、よく混ぜる。全体がネットリするまでしっかり混ぜる。

肉と野菜がよく混ざったら、最後に胡麻油をざっくり混ぜて、ねっとりした餡が出来上がる。

30

60
餡の詰めと茹で
 

皮をキレイな丸い形にのばすのはなかなか難しい。写真はまだましな皮。これに餡を詰め、口を閉じる。自家製皮の場合、市販皮のように閉じ代に水をつけなくても、指で押さえるだけで気持ちよくくっつく。形はまあキレイに半月状になれば最上だが、中の餡がはみ出てこなければ、形はどうでもよい、という気持ちで包もう。そう覚悟を決めれば、子供にやらせても黙って見ていられる。子供一緒にする料理は覚悟がいる(^^;)。

いよいよ最後に茹でる。焼き餃子はうまく焼くのに技術がいるが、水餃子は簡単。お湯で茹でるのが普通だが、スープストックを沸かして茹でると味に深みが出る。一度試して欲しい。餃子がプカプカ浮いてきて、数分たったらOK。

スープ皿に塩少々、醤油大匙0.5〜1杯、胡麻油適量(大匙0.5〜1杯)、胡椒、白胡麻適量加え、十分に熱したスープを加える。よく混ぜ併せて、ゆであげた餃子をこのスープに入れれば出来上り。刻みネギを散らして、さあ! 食べよう。

食べだしたら、次々に次の餃子を茹でないと、間があく。我が家では、私がせっせと茹でて、子供達に絶え間なく水餃子を供給しないといけない。私は..立ちながらちょっとつまむだけ。親というものは文字通り「喰わせる」役目を背負わなければならない。茹でてもらって上げ膳下げ膳で食べてみたい。

さて、包みの過程ならびに茹で過程で、本来はもっと写真を使いたかった。しかし、なんせ食べるまで後一息の工程。早く食べたがる子供達を相手に、せっせと包みながら、茹でる準備にも忙しい。茹で始めれば、息つくヒマもない。結局、後半の工程の写真は取れずじまい。あらかた食べ終わってから、出来上がりの写真を撮るのを思い出して、最上段のあまり美味しそうに見えない写真を撮った次第。最後の2個半だった。スープもほとんどない有り様。


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